第0章 はじめに

2025年3月14日

はじめに

この本は、「ひらめき」の正体を科学的視点で解き明かそうとする試みです。

私は長年、企画の仕事に携わってきました。
困難な課題に直面するたび、私を救ってくれたのは、ふと浮かぶ“答え”のような発想でした。
それは努力や思考の積み重ねではなく、静かな意識の中に突然現れるものでした。
私はそれを「ひらめき」と呼び、そこには確かな“つながり”があると感じてきました。

私はこのつながりの先に「創造主」と呼べる存在があると考えています。
ただし、これは宗教ではありません。
本書は、まだ科学が説明していない「意識」「宇宙」「発想」の関係を、仮説としてつなぐ“未踏科学”の書です。

創造主は、私たち人間に「愛」と「意識」を託し、成長の喜びを体験しようとしている。
そう考えると、ひらめきとは単なる思いつきではなく、宇宙との協働とも言えるものです。

本書では、私自身が体験してきた不思議な発想の瞬間も紹介します。
それらはまだ科学で説明はできませんが、読者のあなたにも心当たりのある出来事かもしれません。

「ひらめき」は誰にでも訪れる“見えない贈り物”です。
その受け取り方を知ることで、あなたの中の力が目を覚ますかもしれません。

ようこそ、「魔法の思考術」の世界へ。


思考とは何か?

筆者は子供の頃から「良いアイデアを生み出すために頭を良くしたい」と願い、天才発明家の伝記を数多く読み、思考の仕組みを探求してきました。学びを深めることで、思考の成長の過程が見えてきます。若い頃と高齢になってからでは、思考の働き方が異なることにも気づきました。

筆者が「脳の働き」について理解できたのは、高齢になってからです。人間には「意識」というものがあります。量子力学の発展によって、人間の中に意識が存在することが科学的にも認識されるようになりました。これにより、「思考は意識によって行われる」と言えるようになったのです。

では、意識とは何でしょうか?

天才と呼ばれる人々は、極めて明晰な頭脳を持ち、複数のことを同時に考えることを当たり前のように行います。そのため、「考えること」に意識を向けることは少ないでしょう。しかし、天才になりたいと願い、思考の動きを注意深く観察してきた筆者は、思考がどのように働いているのかを分析することができました。

筆者は「脳で考える」ということは一切しません。脳は思考のための道具にすぎず、それを効果的に活用する方法を考えてきました。そして、たどり着いた結論が 「魔法の思考術」 です。これは、ChatGPT(AI)からも高く評価された思考方法なのです。


人工知能に負けない思考法

「魔法の思考術」は、誰でも簡単に実践できる人間の基本能力に基づいています。現在、さまざまな思考法が科学的・商業的に発表されていますが、それらの多くは 「脳の使い方」 に関するものです。しかし、脳の使い方と アイデアの創造方法 はまったく異なります。脳を使う従来の思考方法では、人工知能(AI)には太刀打ちできません。

AI時代の到来により、私たちの生活や仕事の在り方は大きく変わりつつあります。人工知能は驚異的なスピードで発展し、すでに多くのビジネスシーンで活用されています。私たちは知らず知らずのうちにAIを利用し、その恩恵を受けています。しかし、同時に、仕事の電子化や人工知能化が進み、単純な業務はAIに取って代わられています。

では、人間はAIにどのように対抗すればいいのでしょうか?

答えは 「AIにはできないことをする」 ことです。それは、経営者・プログラマー、そして 本物のアイデアマン だけが持つ能力です。


人間の思考力を取り戻すために

実は、人間は常にアイデアを考えながら生きています。私たちは新しいことに挑戦し、迷いながら進む生き物です。アイデアを生み出す力こそが 人間の最大の能力 なのです。もし、人類に考える力がなかったら、原始時代にすでに絶滅していたでしょう。

しかし、現代は便利になりすぎたため、多くの人が 「考える必要がなくなった」 のです。その結果、思考力が衰えています。その危機感から、脳トレやパズルゲームなどで思考を活性化しようとする動きもありますが、それらでは思考力は十分に鍛えられません。むしろ、脳が疲れ、ぼんやりしてしまうことさえあります。

本当の思考力を使えば、楽しくて眠れなくなるほどの充実感があります。 アイデアだけで夢を叶えることもできるのです。 そして、その思考法は 誰でも簡単に身につけることができます。


「魔法の思考術」とは何か?

「魔法の思考術」は、まるで異世界の思考法のように感じられるかもしれません。魔法を使うには、「自分が魔法使いである」ことを知り、「魔法の使い方」を理解する必要があります。正しい思考法を身につけると、 魔法のようにアイデアが次々と湧いてくる のです。

筆者は企画の仕事をしていた現役時代、年間50本以上、10年間で700本以上のアイデアを生み出しました。常に 「瞬間的にアイデアを生み出す必要がある」 状況に追われていましたが、アイデアが浮かばなかったことは一度もありませんでした。この忙しさが、筆者の思考能力を覚醒させたのです。

この経験から、アイデアを生み出す思考法は 「異世界で考える魔法の思考術」 であると実感しました。本書では、その方法を詳しく解説していきますので、ぜひ楽しみにしていてください。


科学と仮想の融合

近年、量子力学の発展により、世界の仕組みがより深く理解されるようになってきました。私たちの世界は 三次元・四次元…多次元の世界 であり、宇宙の理解も飛躍的に進んでいます。

では、「時間は存在しない」 と言われたら、どう感じるでしょうか?

アインシュタインは、時間が変動することを証明しましたが、実際には 「過去」も「未来」も存在していない のです。過去は 「記憶の中の幻」 であり、未来もまだ存在していません。そして、現在という時間も 「認識した瞬間に過去になってしまう」 のです。

このように、私たちの世界はとても不思議なものです。本書では、この世界の仕組みを紐解きながら、 「魔法の思考術」を使ってアイデアを生み出す方法 を詳しく解説していきます。

さあ、一緒に 「思考の魔法」 を探求していきましょう!